清浄度
手術室の空気清浄度は通常、米国連邦規格FED.St209Bの規格クラス10,000〜100にて選定されています。
これは患者、もしくは医療従事者に由来する微生物が5μm以下の浮遊微粒子に乗って移動、拡散するため、0.5μm以上の浮遊微粒子を捕集することにより、感染の危険性を低下させる目的と手術を施行する医療従事者への感染防止という目的を持っております。
手術科目
空気清浄度クラス(推奨)
換気回数(推奨)(回/h)
整形外科(関節置換術)
100〜1,000
120〜200
整形外科(一般)
10,000
35〜45
心臓・心臓血管外科
10,000
35〜45
脳外科
10,000
35〜45
一般外科
10,000
35〜45

温湿度
手術室の温湿度は、手術を受ける患者の寒冷感防止、術中の低体温防止、心臓手術では逆に代謝抑制のため、また医療従事者にとって最適な環境を得るために、単なる冷暖房ではなく、必要な時に必要な温度にスピーディーに到達することの出来るシステムです。
室名
冬季
夏季
乾球温度(℃)
相対湿度(%)
乾球温度(℃)
相対湿度(%)
一般外科
22〜24〜26
45〜50〜60
22〜24〜26
45〜50〜60
小児外科
22〜24〜30
45〜50〜60
22〜24〜30
45〜50〜60
心臓外科
18〜24〜30
45〜50〜60
18〜24〜30
45〜50〜60
分娩室
22〜25〜30
45〜50〜60
22〜25〜30
45〜50〜60

音
手術室では、鋼製品器械受け渡し時、滅菌パック開封時、電気メス、エアートーム類からの発生音等の他に、空調機からの発生騒音が挙げられます。
ある調査では、患者さんにとってはこうした手術中の騒音が気になるという報告も出されています。
したがって、空調機の騒音も可能な限り抑える必要があります。
室名
許容騒音値(推奨)
NC
dB
一般手術室
30〜35
40〜45
BCR手術室
35〜40
45〜50

室内圧
手術室内は、周囲のゾーンに対して陽圧を維持するために、微差圧ダンパ(レリーフダンパ)などを設置しなければならない。
室内圧の陽陰は、扉を閉めたときの標準値であり、扉を開放すれば計画の室内圧は保てない。
陽圧を保持する場合は、周囲のゾーンより15Pa(1.5oAq)以上の高い圧力とする。
室名
室内圧
陽圧
等圧
陰圧
一般手術室
 
 
BCR手術室
 
 
空気感染症手術室