手術部の平面型は主に4つの形に区分されます。
それぞれに長所・短所を持っており、病院の規模や運用形態によって決定されます。
中央ホール型
従来からある最もシンプルな平面型で、各手術室は、患者・医療従事者、器材(清潔・非清潔)が共用する中央ホールに接しています。
病院の規模を問わず、全ての病院向きのプランです。
長所
患者・医療従事者、器材の各動線が短い。
外周廊下が無いので、手術室内の有効面積を確保しやすい。
短所
出入り口が1ヶ所のため、患者・医療従事者、器材の動線が集中しやすい。
回収廊下型
手術室の外周に非清潔器材回収専用の廊下を設けたプランです。
手術室5室以上の中〜大規模病院向きのプランです。
長所
清潔機材と非清潔器材の動線が区別できる。
非清潔器材の回収にロボットシステムを採用する事により、スタッフの効率化を図ることが出来る。
短所
外周(回収)廊下の占有面積が大きい。
手術室内での配盤が多いため、清潔管理とオペ回転率に問題がある。
回収動線が長くなりやすい。
供給廊下型
手術室の外周に清潔器材供給専用の廊下を設けたプランです。
中規模病院向けのプランです。
長所
清潔機材と非清潔器材の動線が区別できる。
短所
外周(供給)廊下側に専任の職員が必要となる。
外周(供給)廊下の占有面積が大きい。
供給動線が長くなりやすい。
供給ホール型
中央に清潔器材専用の供給ホールを設け、その廻りに手術室を配したプランです。
このプランの場合、中央材料室が別階にあるケースが多くなっています。
手術室5室以上の中〜大規模病院向けのプランです。
長所
物品の中央保管が可能である。
麻酔医が移動しやすい。
清潔器材と非清潔器材の動線が区別できる。
短所
清潔ホール側に専任職員が必要となる。
中央保管型のため、収納展開スペースの占有面積が大きい。